メーカーだからできる、XTECH の“欲望”と”理想“から始まるモノづくり

XTECHの電動アシストファットバイクは、プロダクトデザイナーと開発チーム つまり、自転車に深く関わってきたオピニオンリーダーたちの「こういうのが欲しい」という純粋な“欲望”から生まれました。効率や大量生産の都合ではなく、「本当に乗りたい」と思えるものをゼロから創り出す。それが、私たちの出発点です。

クリエイティブで迷ったときこそ、基本に立ち返るのが近道だと私たちは考えます。自転車の本質とは、スポーツであり、自由を感じるための道具。たとえ電動アシストが加わっても、自転車らしいスポーティな佇まいは失ってはいけません。特にファットバイクの場合、太く力強いタイヤとのバランスを考えると、MTB(マウンテンバイク)系のフレームが最も相性が良い。その力強く潔いスタイルが、XTECHのデザインの軸になりました。

電動アシストユニットには法的な制限、最高速度は段階的に24km/hまでがありますが、それ以外の部分、つまりサプライヤーからの「どんなパーツをどう組み合わせるか」には、実は大きな自由があります。ギアやブレーキなどのコンポーネントだけでなく、ハンドル、フレーム、チェーンガード、タイヤ、リム、サドルといった主要なパーツにも、私たちの美学を遠慮なく反映させました。

デレイラー(変速機)は、ほとんど使いません(バッテリー切れ時の非常用として)が、信頼性の高いSHIMANOを採用。ブレーキにはTEKTRO製の油圧式+パワーカットオフ機能付きシステムを搭載しています。タイヤにも特殊なリフレクターをつけています。これらは、安全性、操作性、そしてスタイルをすべて満たすための選択です。「わがまま」と言われるかもしれません。でもそれは、私たちの「妥協しないモノづくり」そのものなのです。

製品仕様を詰める初期段階では、あえてコストのことは考えません。重要なのは、まずXTECHらしさを形にすること。完成度、デザインのインパクトやギミック、そして乗り味に至るまで、理想を100%実現する試作機をつくり上げます。見積書と向き合うのは、その後で十分。最初から価格ありきでは、本当に面白いものは決して生まれません。

こうして完成した初号機は、量産前提の「とりあえず形にした」試作品ではなく、最初から“カスタムバイク”のような存在になります。電動アシストでありながら、「アシストされてる感」をダイレクトに感じるスタイル。乗る人の内側から冒険心を呼び起こすそれがXTECHのバイクです。

大量生産やコストダウンの論理ではなく、「欲しいからつくる」というシンプルな動機。その“欲望”をまっすぐに貫いた結果、XTECHの電動アシストファットバイクは、唯一無二の価値を持つ1台に仕上がっています。