eBike は走るバイクじゃない、“乗る” バイクだ。
開発チームが教える、パワフルeBike × 26 インチファットバイクの乗りこなし術
● eBike の第一印象は「勝手に進む!?」
eBike に初めてまたがると、多くの人が「軽いペダル一発でこんなに進むの!?」と驚く。そう、これは“走っている”というより“乗せられている”感覚。
だからこそ、「扱う技術」と「意識」が求められる乗り物だ。
特にパワーの強いモデルほど、ライダー側のコントロールが重要になる。
● トルクセンサー搭載モデルは、まさに“別次元”
一般的なeBike と違い、トルクセンサー付きモデルは、ペダルを踏んだ瞬間から「滑らかなスタート」が可能。
ペダルの踏力に応じてアシストがスムーズに立ち上がるので、違和感がなく、まるで自分の脚力がそのまま強くなったような感覚。
この“自然な加速”は、街乗りでも山道でも圧倒的な安心感につながる。特に26 インチファットバイクと組み合わせれば、スムーズで安定した乗り出しが実現する。
● 26 インチファットバイクは“本物の相棒”
• ファットバイクの26 インチは、MTB の29 インチに相当の大きさです。
• ファットバイクの本家、Surly のファットバイクと同等のボリュームはあります。
• 剛性の高いフレームでアシストパワーにもブレずに対応
• 重量と太いタイヤによる圧倒的な安定感
• 航続距離に余裕のある大容量バッテリー搭載が可能
• 街からロングライドまで、全方位で“安心して使える”
走りの性能とルックスを兼ね備えた“上質な乗り物”だ。
● スタート後は“慣性” を使え
アシストは最初にグッと立ち上がる。力任せに踏むと、思わぬ挙動が出ることも。
加速したらすぐにペダルから力を抜き、惰性で滑らせる「慣性走行」を意識するだけで、安全かつスムーズな乗り味に変わる。
特にトルクセンサーと26 インチファットバイクの組み合わせは、“スタートの質”を格段に高めてくれる。
● コーナーは、“減速” と“構え” で攻略
街中の直角コーナーや歩道の出入り口は、アシストが急に効く危険地帯。ブレーキ → 減速 → フリー走行 → 姿勢を整える。この一連の流れを身につけよう。
26 インチファットバイクは、重さとタイヤの太さがあるからこそ、焦らず落ち着いたコーナリングができる。
● 人混みでは、モードを下げて“美しく流す”
モード5 では、軽く踏んだだけで鋭く加速してしまう。歩道や観光地ではモード2~3 に。そして何より、所作に品を持たせよう。ファットバイクの迫力とともに、ゆっくりと、余裕ある走りを見せる。
● 電費( 燃費) はルート選びから
信号の多い道では、ストップ&ゴーでバッテリーがどんどん減る。流れのいいルートを選び、アシスト上限の時速24km/h で巡航することが効率アップのコツ。
大容量バッテリー搭載可能な26 インチモデルなら、ロングライドでも余裕の走りを提供する。
● そして最も大切なこと。交通法規を守ること。
歩道の走行や信号無視は、重大事故にもつながります。自分の安全だけでなく、歩行者や他の交通参加者への配慮ができてこそ、一人前のeBike ライダーです。
【まとめ】
• eBike は“乗せられる”ものではなく、“コントロール”するもの
• バイク自体軽ければ良い訳ではありません。アシスト力にバイク自体が負ける場合もあります。
•「 慣性走行」が乗りこなしのカギ
• トルクセンサー搭載モデルは、驚くほど自然で滑らかな加速を実現
• 26 インチファットバイクは、剛性・安定感・航続力に優れ、真の相棒になる
• スピードよりもマナーと美しさを意識しよう
● 最後にひとこと
eBike は、力を持て余す人に牙をむく。だが、トルクセンサーと26 インチファットバイクを味方にすれば、あなたの冒険はもっと自由で、美しくなる。